つくば市内で共同水道で軟水器をお使いいただいているお宅でのメンテナンスです。この地域の水質はなかなか強力で、おそらく井戸ポンプ施設や水道配管の中に付着した汚れがお家まで流れてきていると思われます。大元の設備のメンテナンスを行うとものすごい汚れが入ってきます。また雨が降ったりしても汚れが出るらしいです。これで水質検査はクリアしているのでしょうか?ちょっと心配です。 軟水装置は定期的にメンテナンスをして正常に機能していますが、水質が悪いためイオン交換樹脂に汚れがかなり付着しているようです。このまま使い続けるとイオン交換樹脂の寿命が短くなったり、装置本体の故障の原因になったりします。

今回は一度装置を預かりして分解洗浄します。

軟水装置のコントロールバルブの汚れ
コントロールバルブ部分に汚れがべっとりです。当然タンク内の樹脂にも黒い汚れが付着しています。 コントロールバルブは分解洗浄を行いました。樹脂は何度もきれいな水で洗い流して黒い汚れを流します。 ひとまずきれいになった状態で再設置しましたが、これだと以前と変わらないのでまた汚れが付いてしまいます。 今までは(スピンフィルター)→(合金フィルター)→(軟水装置)でしたが、スピンフィルターのあとに安価なセディメントフィルターを付けて、合金フィルターや軟水装置への負担を少なくしました。 セディメントフィルターはポリプロピレン製で不純物の除去に適しています。ミクロン数も1ミクロン、5ミクロン、10ミクロン・・・100ミクロンまで各種そろっているので、水質や用途に応じて主に前処理などに使うフィルターです。 これで今まで以上に安心してお水をお使いいただけると思います。