美浦トレセンでの浄水装置設置工事です。原水は水道水ですが大事な競走馬が飲んだり身体を洗ったりするため、しっかりと浄水をしたうえで安心・安全な水をお使いいただきます。
設置場所は現場調査時に決定してあったので、早速 水道配管の取り出しにかかりますがなかなか掘っても出てきません。
理想は水道配管を敷設する際に、浄水装置の設置予定場所に配管を仮に立ち上げておけばよかったのですが、今回は仕様や設置位置が決まらずアスファルトが仕上がってからになってしまいました。
地中の配管を探る工事ではあることですが「場所はあっていて深さの問題なのか」あるいは「そもそも場所が違うのか」で作業時間とテンションが大幅に違ってきます。もしかしたら配管のないところを掘っているのかもと思いつつ、今回は大型施設なので配管位置のマーキングがあったのでそれを信じて掘り進めますが、それにしても出てきません。
1メートルほど掘り進んだらやっと現れました!やはりマーキングは正解でした。ここからいつもの段取り通りです。
地中から配管を立ち上げて、装置を通さない時のバイパスを設けて配管を組んでいきます。
内部は合金フィルター4本並列つなぎなので複雑な配管になります。
ここまででほぼ1日が経ってしまいました。とりあえずフィルターは装着できたので、浄水はお使いいただけるようになりました。
あらためて後日、保温等の仕上げと馬房棟・洗浄棟(シャワー)への小型の装置を設置する予定です。