鉄バクテリア、鉄細菌
案件としては少ないのですが、厄介な問題が「鉄バクテリア、鉄細菌」です。
→ウィキペディア
飲料水としての基準値指数が無いために通常は装置導入前の水質検査で調べることはほぼありません。最初のご依頼は「水が赤茶色になる」という内容なので対策も取りにくい難しい問題です。
茶色い集積物や沈殿物を発生させるため、フィルターや装置の詰まりが多くなります。頻繁に装置の洗浄やフィルターの交換を行えば対応可能ですが、ご予算や作業効率の問題で現実的にはなかなか難しいと思います。
塩素除菌でも多少は効果があるようですが、残留塩素がある水でも鉄細菌が検出されることもあるように根本的な解決はなかなか難しいようです。
![鉄バクテリアが原因と思われる汚れ](https://meets-inc.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/0113f120fbb59ac91663ceaaaa28d729.png)
バイオフィルムが形成されて装置の詰まりが起こります。
実際には前処理として安価なフィルターを用いてこまめにフィルターのメンテナンスを行い、その後に活性炭やイオン交換樹脂、逆浸透膜での浄水処理になります。