一般細菌対策として「紫外線滅菌」があります。紫外線(UV)を原水に照射して滅菌する方法です。
メリットは塩素滅菌のように薬品を注入することはないため「水が塩素臭くなる」「副生成物のトリハロメタン発生」などの心配はありません。

デメリットとしては「原水中に不純物が多いと、紫外線がさえぎられて滅菌効果が弱くなる」があります。
その場合は、紫外線装置の手前に1マイクロメートル(1ミクロン)の前処理フィルターを設けて原水中の不純物を除去してから紫外線を照射するようにします。
紫外線ランプも徐々に光量が落ちてきますので、1年に1回の交換が必要となります。
ランニングコストと確実な滅菌効果という点では、塩素滅菌のほうがいいかもしれません。ただ、塩素薬液の管理や補充の手間等を考えると、紫外線滅菌は便利です。

※塩素滅菌した水も活性炭フィルターで処理することで、残留塩素を除去し「塩素臭くない水」でお使いいただくことも可能です。